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元パティシエ、調理師資格あり、現在は発酵料理を本格的に勉強中の
ブログ管理人 さち が語る砂糖について!!
まだよく見かけるワードなので、ちょっと気になりますよね。
そんな私も数年前まで「何が悪いの?」と気にも留めていませんでしたが、「どうして」を知ってから白砂糖(さとうきび)を使うのをやめました!
ただし、白砂糖が身体に悪いという明確な根拠はないようです。
それでも、
「リスクを少しでも減らしたい」
「より体にとって良いものを取りたい」
という気持ちで今も続けています。
本記事では、どうして「白砂糖」がダメだと言われるのか、そして私おすすめ砂糖の代替品をご紹介していきます♬
白砂糖が悪いと言われる理由
極端に言うと、白砂糖は砂糖の中でもイイとこ無しの存在だからです!
そもそも砂糖自体には、良い面も悪い面もあります。
その良い面がそぎ落とされてできあがったのが「白砂糖」というわけです。
一般的に売られている「上白糖」は、精製を繰り返した後で、ブドウ糖などを含む「転化糖」をまぶしてあり、99%炭水化物、カロリー以外の栄養がほぼありません。
本来の栄養素である、ビタミンやミネラル、カルシウムがほぼ抜けてしまっている状態。
それに加えて「血糖値が上がる」「免疫力が落ちる」「動脈硬化になりやすい」などとデメリットが多いと言われているので、悪者扱いされても仕方ないのかもしれません。
では、もう少し詳しく白砂糖のデメリットについてお話していきます。
デメリット① 血糖値のアップダウン
血糖値を急激に上げたり下げたりして、身体に負担をかけている。
糖は口から体内に入ると、小腸から吸収されて血液の中に入ります。
吸収の早い白砂糖の場合、一気に血糖値を上昇させるため、インスリンの分泌が間に合わず血糖値が急上昇します。
インスリンの量は一旦増えるとすぐには減らず、今度は低血糖になり、また砂糖が欲しくなる。それを繰り返して負担をかけていきます。
デメリット② ビタミンやカルシウムが不足する
疲れやすく、イライラする原因になる。
白砂糖が体内に入ると、身体はビタミンやカルシウムなどを使ってブドウ糖を分解します。そのためとても疲れやすい身体になってしまいます。
さらに血液を酸性にするため、これを中和しようとまたカルシウムを使ってしまうので、ますますカルシウム不足になってしまうのです。
デメリット③ 身体を冷やして免疫力低下
体調を崩しやすく、病気にかかりやすくなる。
温暖な地域で育つ「さとうきび」を使った砂糖は、陰陽の観点でみると「極陰」。
陰性のものは体を冷やすという視点と、インスリンが血糖値を下げるときに体温も一緒に下げるため、体内の温度が下がる。その結果、免疫力が低下してしまいます。
同じ砂糖でも、てんさい糖は陽の食べ物。
寒冷地で栽培されるため、身体を温める作用があります。
デメリット④ 動脈硬化になりやすい
悪玉コレステロールが増えるリスクあり。
ビタミンB群が足りなくなると、赤血球が減り、血液の質も量も減ります。そうなると血はどろどろになり、体内に熱がうまく届かず動脈硬化につながってしまいます。
白砂糖の代わりになる おすすめ7選
白砂糖をやめた私が、実際に使っているおすすめを7つご紹介していきます!!
シーンによって使い分けるのも楽しみのひとつになりますよ♬
てんさい糖
てんさい糖(別名ビート糖)は、北海道の代表作物である「甜菜(てんさい)」から作られる砂糖です。砂糖の中でもまろやかな甘さ、風味とコクがあるのが特徴です。
てんさい糖には、ラフィノースやケストースといった天然のオリゴ糖が含まれています。
どちらも腸内の善玉菌の栄養源になる成分!! 糖類(砂糖)の中では、てんさい糖だけが「オリゴ糖」を含んでいます。
上白糖はGI値109に対して、てんさい糖のGI値65です。
ホクレン てんさい糖 650g×1袋 名倉商事(Amazon公式)
甘さが控えめなので少し量が増えてしまうことと、溶けにくいのが難点です
てんさい糖シロップ
こちらは、てんさい糖のシロップタイプです。
顆粒のてんさい糖は、煮物や温かい飲み物のときは溶けてくれるのですが、他ではちょっと使いづらいんです。その点シロップタイプは、ヨーグルトにかけても良し、玉子焼きを作るときに入れても、さらっと溶けてくれるのでとても使いやすいです。
ココナッツパームシュガー
ココヤシの花の蜜を煮詰めてカラメル状にしたものを乾燥させた砂糖です。
必須アミノ酸が16種類などさまざまな栄養が含まれています。黒糖のようなコクがあるので、甘味だけでなく香りやコクを加えたいお菓子や料理におすすめです。
シェフズチョイス オーガニック ココナッツシュガー 500g 有機JAS BRC Kosher Organic Coconut Sugar (1袋)
はちみつ
はちみつは砂糖と比べて低カロリーなのに栄養価も高く、甘みも強く感じられるので使う量が少量で済みます。
ただし市販のハチミツの多くは、液状にして保存期間を長くするために低温殺菌されており、はちみつ本来の栄養や酵素が壊されていることが多いです。
おすすめは、抗酸化物質、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を豊富に含んでいる、熱を加えていないローハニーです。
アガベシロップ
アガベシロップは、テキーラの原料としても使われているアガベという植物から作られる甘味料です。主にブルーアガベの根茎の部分を絞って作られており、なんと白砂糖の約1.3〜1.5倍の甘さがあります。
はちみつやメープルシロップよりもクセやにおいが控えめなので、料理にもすごく合わせやすいです♬
マヤ・ゴールド オーガニック アガベシロップ 360g [有機JAS] 1個(Amazon公式)
本みりん
本みりんは、もち米・米麹・アルコールを長期間じっくり糖化・熟成して造られた甘い調味料です。(アルコール15%程度)
甘味料として使う場合は、沸騰させアルコールを飛ばし「煮切りみりん」にして使ってください。はちみつのようなとろっとしたシロップになり、いろんなものに使えます。
甘酒
米糀から作る「砂糖を使わない甘酒」がおすすめです。
作るのにひと手間かかりますが、冷凍保存も可能なので作りしておくと便利です!
私はヨーグルトメーカーを使っています。
作り方は、ほぐした麹に水を注ぎ、軽く混ぜ、セットするだけ。
つぶつぶが気になる方は、出来上がってからブレンダーにかけてペースト状にすると使いやすいですよ!
レシピ:乾燥麹300g 水600g
温度:60℃ 時間:8時間
冷蔵 約1週間、冷凍 約1ヶ月 で使い切ってください!
炊飯器で作りたい方は、こちらを参考にしてみてください(COOKPADレシピ/温度計なし!炊飯器のみ!米麹の甘酒)
マルコメ プラス糀 米こうじ 乾燥タイプ 【国産米100%使用】 300g×5個
おまけ:グラニュー糖(てんさい糖)
やっぱり「今回は白い砂糖を使いたい!」「どうしてもグラニュー糖を使いたい」という方におすすめなのがこちら。
精製はされていますが、原材料はてんさい糖になります。
日本甜菜製糖 スズラン印 グラニュ糖(てん菜糖) 1kg 北海道産ビート100%
最後に
「砂糖は悪い、砂糖は悪い」と気にすぎると、かえってストレスになり体に悪影響を与えかねません!!
一番良いのは、自分が安心して使える甘味料を使うこと。
でも、もし今でも白砂糖を使っているなら、別の砂糖や砂糖の代わりになるものにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
逆に使いやすかったり、優しい甘さが癖になったりと新しい発見があるかも♪♪
最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました!